住宅ローンの選び方と賢い活用術

公開日:2025年01月05日

住宅ローン

住宅購入を考える際、住宅ローンの選び方や活用方法は大きなポイントになります。無理のない返済計画を立てるためには、住宅ローンをしっかり理解し、自分に合ったプランを選ぶことが大切です。この記事では、住宅ローンの選び方やお得に利用するコツについて詳しく解説します。

1. 住宅ローンを選ぶ際の3つのポイント

① 金利タイプを選ぶ

 

金利はローン返済額に大きく影響します。自分のライフプランやリスク許容度に合わせて選びましょう。


 • 安定志向 → 固定金利型がおすすめ
 • 低金利を活用したい → 変動金利型を検討
 • バランスを重視 → 固定期間選択型が向いている

 

② 借入可能額と返済額を確認する

 

借りられる額=返せる額ではありません。金融機関が提示する借入可能額よりも、自分の生活に余裕を持たせた返済額を計画することが重要です。

 

③ 手数料や特典を比較する

 

金融機関によって、事務手数料や保証料が異なります。金利だけでなく、これらの費用やキャンペーン内容もチェックしましょう。ネット銀行などでは手数料が安い場合もあります。

2. 知っておきたい!住宅ローンの節約術

住宅ローンを上手に活用するためには、以下の節約ポイントを押さえましょう。

 

① 繰り上げ返済を活用

 

余裕があるときに繰り上げ返済を行うと、利息負担を減らせます。「期間短縮型」や「返済額軽減型」など方法が選べるので、自分に合ったものを選びましょう。

 

② 団体信用生命保険の内容を確認

 

住宅ローンには、多くの場合、団体信用生命保険(団信)がセットになっています。最近では、がんや重大疾病に対応した特約付き団信も登場しているので、必要な保障を選ぶことで安心感が得られます。

 

③ 定期的に金利の見直しを

 

固定金利を選んだ場合でも、借り換えによって金利を下げることが可能な場合があります。定期的に市場金利をチェックし、条件が良ければ借り換えを検討してみましょう。

3. 知らないと損する住宅ローンQ&A

Q1: 頭金は必ず必要ですか?


A: 最近では、頭金ゼロで借りられる住宅ローンも増えています。ただし、頭金があると借入額が減り、月々の返済額や利息負担を軽減できます。可能であれば、物件価格の1~2割程度を用意すると安心です。

 

Q2: 住宅ローン控除とは?


A: 住宅ローンを利用して家を購入すると、年末残高の一定割合が所得税から控除される制度です(現在、控除率は最大0.7%)。利用条件や控除額の上限は、購入時期や物件の条件によって異なります。

 

Q3: 共働きの場合、どちらが借りたほうが有利?


A: 収入合算で夫婦共同名義にすると、借入可能額が増える場合があります。また、夫婦それぞれが住宅ローン控除を受けられるケースも。家計全体の収支を考慮して選びましょう。

4. 住宅ローンと将来設計

住宅ローンは長期間にわたる返済計画が必要ですが、将来のライフイベントや収入変動も見越して計画を立てることが大切です。


 • 子どもの教育費や車の買い替え費用など、将来的に大きな支出が予想される場合は、その分を考慮した返済額に調整。


 • 転職や退職後の収入減少を見据え、無理のない借入額を設定。

まとめ

住宅ローンは、一生の中でも特に大きな金融取引です。金利や借入額、返済期間を慎重に選び、ライフプランに合わせて賢く利用することで、安心してマイホーム生活を楽しむことができます。

 

これから住宅購入を考えている方は、この記事を参考に、ぜひ最適な住宅ローンを見つけてください!

作成

五十嵐

朝日不動産株式会社

売買営業部

五十嵐稔

・宅地建物取引士

・2級FP(2級ファイナンシャルプランニング技能士)

・住宅ローンアドバイザー