住宅ローンとは?初心者向けの基本ガイド

公開日:2024年12月27日

住宅ローン

住宅購入を考える際、多くの人が利用するのが「住宅ローン」です。しかし、「どのくらい借りられるのか?」「どんな種類があるのか?」と疑問に思うことも多いでしょう。本記事では、住宅ローンの基本についてわかりやすく解説します。

 

自分に合った住宅ローンを見つけて、理想の住まいを手に入れる一歩を踏み出しましょう!

1. 住宅ローンの基本

住宅ローンとは、家を購入する際に必要な資金を銀行や金融機関から借りる仕組みです。借りたお金は月々の返済を通じて返していきます。通常、20~35年という長期で返済するケースが一般的です。

 

主な特徴
    •    借入額: 購入価格の8割~9割が目安(頭金を用意する必要がある場合も)
    •    金利: 金利の種類や金融機関によって異なる
    •    返済期間: 一般的に最長35年(繰り上げ返済も可能)

2. 住宅ローンの種類

住宅ローンには大きく分けて以下の3つの金利タイプがあります。

 

① 固定金利型

借り入れ時の金利が返済期間中ずっと変わらないタイプ。
    •    メリット: 返済額が安定している
    •    デメリット: 初期金利が高めに設定される傾向

 

② 変動金利型

金利が市場の動きによって変動するタイプ。
    •    メリット: 金利が低いタイミングでは返済額を抑えられる
    •    デメリット: 将来的に返済額が増える可能性がある

 

③ 固定期間選択型

最初の一定期間(3年・5年・10年など)は固定金利、その後は変動金利または再選択するタイプ。
    •    メリット: 初期の安定性とその後の柔軟性がある
    •    デメリット: 期間終了後の金利が不透明

3. 住宅ローンの審査ポイント

住宅ローンを利用するには、金融機関の審査を通過する必要があります。主な審査基準は以下の通りです。


    1.    年収: 年収の目安は借入額の5~7倍程度が上限
    2.    勤続年数: 長いほど有利
    3.    返済負担率: 年収に対する年間返済額の割合(25~35%以下が目安)
    4.    自己資金: 頭金が多いほど審査が通りやすい

4. 注意点と賢い借り方

住宅ローンを賢く利用するためには以下の点を意識しましょう。

 

① 自分の返済可能額を把握する

借りられる額ではなく、「無理なく返せる額」を基準に考えることが大切です。

 

② 金利タイプを慎重に選ぶ

金利の変動リスクや将来のライフプランを考慮して選びましょう。

 

③ 繰り上げ返済を活用する

余裕がある時は繰り上げ返済をすることで、総返済額を抑えられます。

 

④ 複数の金融機関を比較する

銀行やネットバンクによって金利や手数料が異なるため、複数を比較検討することが重要です。

まとめ

住宅ローンは人生の大きな決断に関わるものです。そのため、しっかりと情報収集をし、無理のない返済計画を立てることが成功の鍵となります。

自分に合った住宅ローンを見つけて、理想の住まいを手に入れる一歩を踏み出しましょう!

作成

五十嵐

朝日不動産株式会社

売買営業部

五十嵐稔

・宅地建物取引士

・2級FP(2級ファイナンシャルプランニング技能士)

・住宅ローンアドバイザー